創造という地獄
何かを創造するより、ずっと何かを勉強しているほうが百倍マシだ。
何かを創るという地獄。
決められた教科が真に必要かを考えるほうがよっぽど難しい。
創るということは責任も伴う。
アーティストの中には、風景や人物や色、形に好みを見出し、一生その絵を描き続ける人もいる。
僕にはそんな好きな対象は無い。
好きなものはあるが、それを一生見つめ続けるなんて苦行そのものだ。
そんな性癖も持ち合わせていない。
教授どもはその好きなものが見つかるまで探し続けること、見つからないことなんてない、見つからないなら美術の道に進んでいるはずがないと言われる。
まず根本が違う。
絵を描くのが好きだから、曲を作るのが好きだから、何かの性癖を持っているから創作を始めたんじゃない。
ただ、何かを人に見せつけなきゃ、生きていけないだけだ。